前田建設の施工事例

木目調が映える、既存ガレージを活かしたシンプルモダンな家

広いベランダにもなっていた既存のガレージをそのまま残し、それを活かして新築したシンプルモダンなデザインの住宅です。
外観は白でまとめられていますが、その中でまず玄関扉の自然な木の色が目を惹きます。
玄関の扉を開くと最初に気づくのが壁の仕上げです。玄関~廊下だけでなく、リビングルームを始めとした部屋の壁には腰板を張りめぐらしました。腰板を張りめぐらせた壁はよくありますが、今回は使用する板や木材の「種類」にこだわっています。
この腰板と天井、そして据え付け家具の外装などには、木独特な自然の風合いが美しい板目の板だけを使用。そして腰板より上の壁や床との見切り、建具の枠部分は柾目のもので統一しているので、この板目の独特の自然な紋様がより生きています。使用する木材の違いということでは、なんと言っても床面がさらに特徴的!使用されている板は腰板などと同様に板目のものだけを使用していますが、こちらはフシありのものだけを使用。丁寧に加工された床面に無数に見ることができるフシは、さながら天然のマーブル模様のよう。部屋の中に入ってきた人へ強烈に「木」を感じさせてくれます。
また、リビングルームの天井には「見せる梁」として、通常の四角く製材した梁ではなく丸木の梁を選ぶことで、独特の味わいを演出。板目模様の天井に走った丸木の梁の白い肌がアクセントになっています。
屋内は開放的でシンプルな佇まいの造りですが、素材の使い方・選び方にこだわることが、木が持つ本来の魅力を伝え、華やかさを引き出しています。(福山市駅家町)

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